30代後半の私は、何か自分らしい表現をしたい。 言葉では表せないモヤモヤした気持ちをずっと抱えていました。
小学生ふたりの子育て真っ最中でもあり、震災での子どもたちへのアートセラピーの取り組みの記事を読み、感情や心理が大きく反映されるという色彩アートセラピーに興味を持ち学び始めました。
初めは楽しく学んでいたのですが、自分の心を見つめていくうちに、無価値感が 出てきて、感情を色で表したりすることが苦しくなってしまい、途中で辞めてしまいました。
何か他の仕事もしてみたい、でも、私にできる仕事なんてないのではないか・・・。
無価値観でいっぱいで、写真に写る自分を直視できず、家族の記念写真にも写ることができませんでした。
目の前の日常に追われ、 脳梗塞で右半身マヒの残る実家の母の介護のため帰省する日が増えていました。 母はリハビリの一環で、マヒの残った身体で丁寧に色鉛筆を選び、少しずつ塗って細かいぬり絵を仕上げています。
その姿からはリハビリのためだけではなく、夢中になって描く色彩に、心は活き活きしている様子に見え、 やっぱり心と色は繋がっているのかもと思え、 私も何か夢中になりたい! 何か自分らしい表現をしたい でも、どう表現したらよいかわからない、、、 ずっと、この繰り返しでした。
40代後半になって、アートセラピーを学び直し、もう一度自分を表現していこう!と、様々な画材を試している中で、 アルコールインクアートの世界に出会いました。
インクを垂らすと、予想の出来ない色の広がりや混ざり具合から、新しい色や 模様が生み出され、キラキラと光るメタリックインクに、気持ちが華やぎました。
美術を学んだことも、 デザインを学んだこともないけれど、 ただ色を使って表現する事なら、 誰でも、自由に出来る! そんな思いから、色と心の繋がりを感じながら、色彩表現をしていくことに。
自由に表現することへの手探りは、心を緩ませ、豊かにしてくれました。
アルコールインクアートに出会えたことで、忘れていた気持ちや、おざなりにしていた感情に気づき、50代から新しい道にチャレンジすることができました。今は好きなことを仕事にして、生き生きとした毎日を送っています。
アートって何だか難しそう?好きだけれど、描くことに自信はないし、真っ白い紙を前にしても、どうしたら良いかわからない。
そんな方でも、大丈夫です。
上手、下手に囚われず、自分のこころのままに、色と遊ぶように、色に感情を乗せて、自分を知り、自分と繋がる。
そんな、自分らしさを体感して、自分らしさを描く、あなただけの心のアートを一緒に描いてみませんか?
色彩表現を通して「未知の自分」と繋がっていくきっかけになれば嬉しく思います。